広島湾島嶼にて

最近、釣りしてんの?
って声が聞こえてきたような気がして、携帯目覚ましのアラームが鳴る前に起床していた。
最近、「一体、釣りにナニを求めているのか」と悩むこともあり、自然と渓流にも足が遠くなっていました。
金曜日の晩に帰宅すると、土曜日の予定を家人と打ち合わせする。
たまには管理釣り場でウサを晴らしたい、などとビミョウな提案を切り出すも、、、、
  「友達とプリクラ撮りにいくんじゃぁ~」 by長女
  「岡山の友達が遊びに来るけぇ~家におるわぁ」 by家人+小力次女
  「・・・・」 by釣りオヤジ

結局、天候と気分次第で渓流か、海に出向く決心をした。
いや、正確には、、、、、(家でゴロゴロされても邪魔!)かもしれない。
車のイグニッションをかけ、エンジンの鼓動とやる気を同期させると、知らず知らずのうちに南下していた。
  「海へ行こう」

さて、ここ広島湾はご存知のように島がずれたジグゾーパズルのように散在している。
一昔、父親とチヌ、メバル釣りをかじったのも島嶼部の港であった。
南南西のやや強めの風を嫌い、やっと辿り着いた波止はかなりの人だかりであった。
エギングロッドに3.5号のエギを結び、港内の静かなブルーへ投じた。
波止にはスミ跡もなく、何の期待もしていなかったが、予想外の結果は意外と早く出た。
コウイカである。
早速、ようよう布団から這い出たであろう、家人にコールする。
  「おうおうお~ぅ、今夜はイカづくしじゃけぇ~待っちょれよ!」
お父さん、大威張りである。

しかし、、だ。
どの釣りもそうだが、一転して不調のどん底に落ち込むことがある。
そう、ドライフライでしこたまアタックがあるのに、終わってみればニンフで粘った一尾のゴギだけだった、とか。

お天道様が天頂からにらみつけていて、シャツの繊維から沁みる紫外線に挫折しつつも、シャクリ倒してみたものの、早朝の1highのみ。
気分転換にメバルをかまってみたが、ちびっこのスクールにしか当らなかった。
一つだけ面白いことがあった。
茶色メバルと青色メバルの着き場が何となく分かったことである。
さすが島嶼であるなぁ、と感激至極であったが、肝心のオミヤが確保できないまま、夕闇を迎えてしまった。
車と排気ガスだらけの遠路を、イライラとムヅムヅを幾つも味わいながら帰宅した。


今夜は1杯の掛そばならぬ、1highのイカソテーが食卓を飾った。
いわずもがな、中継ぎとリリーフの「オカズ」があったことは、家人に感謝である。
イカ刺しドンブリにしようと思ってたのに・・・と言う手厳しいアッパーカットを食らいましたが。
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