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続・夜の一級河川

鉄橋の橋脚部は、まるでゴルジュのように狭隘であり、干潮間際にも関わらず多少の流れを産む。
橋脚の基礎は、古き技巧の石積み式で、現代の素っ気無いコンクリート一体物とは暖かさが違う。
渓流でよくある、落ち込みからはじまる「淵」状のオイシイ流れに、ストリーマーを投じた。
サイドからのプレゼンであるため、ラインを上流からの流れにまかせ、フライの自重と流れとが勝手に小魚を演じてくれた。
下流側にゆるくたわんだラインをメンディングしようとした時、
、、、ゴン!
という、手応えが伝わった。
きっと魚か御美がラインに接触したのだろう。
集中力の切れかかった、実にいい加減な解釈のもと、ラインを手繰ってみた。
水面にラインが刺さるまで手繰ったところ、「根掛りだろうなぁ・・・」と95%ほどの諦めの途中、突如としてロッドに重みが乗った。
続・夜の一級河川_b0049180_22343622.jpg


本命のCバスのライズは、もう一つ奥の橋脚に集中していた。
当然、わたしの技量をもってしても、届く距離でもなく・・・
しかし、なぜに銀鱗が釣れたのか?
釈然としないのは、昨晩のボクシングの結果のようでもあった。
by gogihashi | 2006-08-03 22:40 | 塩水ゲーム | Comments(4)
Commented by よねさん@鱒美 at 2006-08-04 21:45 x
gogihashi殿、一級河川では良い結果が出ているようでなによりですな。
それにしても、どの個体を見ても全てのヒレを突っ張っちゃって、「ナンジャコリャ~!」みたいな気合が入ってますねぇ。これはさぞかし素晴らしいファイトをするものとお見受けいたしましたよ。
釈然としない経過だったとしても、勝負は結果。お見事でございました(^-^)v
Commented by gogihashi at 2006-08-07 23:48 x
う~ん、今夜は大潮なのに込みの動きがナッシング・・・
橋脚の主も、今夜は大人しいのであった。

チヌは狙って釣るとなると、割合難易度が高く(わたくし的に)、外道としてあっさり釣れちゃったりすると、なんだかなぁ~ってことになります。
でも、あのイワナみたく、底へ突っ込む「引き」は素晴らしいの一言です。
50cmの大台をフライで!
やはり、落し込みかな。
Commented by orita at 2006-08-08 23:13 x
すばらしい。
Commented by gogihashi at 2006-08-08 23:52 x
多分ですが、、、沈みこんでいく途中でパクついたんだと思います。
イガイフライを改良して、ストリーマー化してみようと、おバカな愚考をしております。
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