解せない川

流れに沿って頂直下まで林道が併走する川がある。
フリーストーンの渓相で、小さな連爆もある。
河畔林はブナやトチが日差しを遮る、典型的な山岳渓流である。
標高から見てもゴギ域であるが、魚影は全くといっていいほど希薄である。
たまに小さなヤマメが遡行の際に走ることもあるが、ロッドを振る回数と釣果がリンクしない。

ダート道を2kmほど遡り、程よいところで竿を出したが、花崗岩質の母体に流れる水は薄く濁り、底石には薄っすらと粘土も堆積している。

午後3時に竿をたたみ、開けた林道をトレッキングしてみた。
下界から見上げた山頂は、もうすぐそこにあり、源流域に達していることは明白である。
しかし、流れに目を凝らしても、ゴギどころか、魚ッ気が感じられない。
「解せない川」であった。

帰宅して地図を確認すると、脱出地点からさらに上流1kmで谷の分岐があった。
水量からして、差し込んでくる谷のほうが魅力的だなぁ、と想像したのだが、多分二度と行かないだろう。

本当に解せないので、誰か調査してみてくれないかなぁ!?
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