夏の終わりに

解せない川から一転、決して期待を裏切らない川へ向った。
午前9時に現着し、ベストにおやつを積め込んでいると、見たことのある車が通り過ぎて行った。
O氏である。
こちらには気付かなかったようで、加速して過ぎ去った。

いつもの下刈された杉林を通り過ぎ、細い流れに降りる。
ここはモーレツな藪沢なので、5ftのバンブーの独壇場となる。
シルクラインに6ftのファールドリーダー+0.8号フロロを1mほど繋げる。
最近、ウェットばかりなので、こういった訳のわからないシステムに始終する。

倒木が、荒れた渓相をより一層、陰鬱なものへと強調していて、遡行スピードがあがらないが、ぼちぼちと濃い朱色のお腹をしたゴギが釣れた。
流れから、サイズは期待できないが、たまに0.7Sy越えも混じる。
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標高はさほど高いというわけではないが、日差しが差し込み難いためか、非常に快適な外気温である。
大岩を乗り越え、小滝を巻いて、未知なる源頭を目指す。
上空の青空がブナの葉の隙間から見える。
もうすぐ源頭のはずであるが、水量は減るどころか、たっぷりと豊穣な流れに変わっていた。
川幅も気のせいか広くなったように感じられ、渓相も申し分ない。
久しぶりのヒットかもしれんなぁ、、、とゴギをランディングしながらニヤついてみた。

とっくに昼を過ぎたのだろう、空腹が文句を言っている。
滑滝を越えて、未知なる流れに別れを告げた。
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まだまだ上流が豊かそうな、そんな流れであった。
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