人気ブログランキング | 話題のタグを見る
6月末、潮回りはバッチリですが天気が悪いため本日はタイイングディとしました。
先ずは前回の河川チヌで反応が良かったチャートリューズのカニ大将です。
右側の2個が今となっては貴重マテリアルであるメルティヤーンのバージョン。左側2個がスードゥーヘヤーです。
私のホームエリアの他河川でも実績のあるカラーです。
何故だか定番カラーに反応が悪い時、チラ見はするけど追ってこない時、あるいはフライを見て驚いて逃げるなど、そんなシブシブ状況でもチャートリューズに変えた途端にバイトが出ると言うことが多々ありました。いわゆるゲームチェンジャー的な効果があるのだと思っていますが、こればっかりはチヌに聞いてみないと😆
もちろん、濁った時にも強いカラーであることは言うまでもありませんよね!
今回はサイトフィッシングで絶対食わせたい時用の小さいサイズでタイイングしました。
不思議カラーのチャートリューズ_b0049180_09354725.jpg


瀬戸内海でも我がホームエリアではこの時期にしかお目にかかれないイカ。それがチイチイイカである。
ところによればヒイカ、ベイカとも呼ばれている。
近隣地で言えば、広島県福山市の鞆や内海、岡山県笠岡市〜倉敷市あたりが有名どころで、チイチイイカの天ぷらなど名物料理もある。

さて、毎年霜が下りるころ、湾奥に入り込んだチイチイイカがイカジグで狙えるタイミングとなり、お昼前後の釣行を楽しんでいる。
はっきり言って夜釣りの方がかなりの釣果が期待できるのだが、ワタシの実践している釣り方「ライン止めアタリ」では昼間の方が断然楽しいのであって、夜釣りは酒が飲めないから嫌だ、という訳ではないことを一応申し上げておく。

イカジグは未だ公開できるレベルのものではないが、概ねアンダー2g程度の短いエギと言えば想像に難くないだろう。
ただし、エギのフォルムを真似る必要もないので、あり合わせのフライマテリアルでタイイング工作すればよろし。
気をつけないといけない点だけ列記すれば、
・ ラインを結束して沈降させた場合の姿勢は若干頭下がりか水平がベスト
・ 沈降速度は概ね1m当たり5〜10秒
・ マイラーチューブ、EZボディなど光り物をふんだんに取り入れる
に集約される。
タイイングに関しては特段の技量は不要であるが、フック(掛けばり)においては各自工夫していただきたい。
試行錯誤した結果、鮎針かステン松葉針を使用している。

チイチイイカの私的釣り方_b0049180_19281213.jpg
昼間っから、「抱いた」の「抱き損ねた」のと言っていい歳こいたおっさんが一喜一憂する様は、側から見れば奇異なものだろうなあ・・・
しかし、その夜には旨いアテが食卓を賑わし、酒の味も一段上がるというもんだ!


湯原温泉のワイルドレインボーと対峙するにあたり、避けて通れないのがミッジフライである。
ミッジ!?その定義とは。
Webで調べてみても明快な答えが見つからないので、自分なりの基準として#20以下をミッジと称するようにしている。
ユスリカのアダルトを主演男優とすれば、オナシカワゲラのアダルトは名脇役。
そう、湯原温泉の通年安定している水質、水温においてオナシカワゲラは絶対はずせないドリフターなのである。
当然、アダルトばかりが喰われているわけではないのだが、やはりドライフライピューリタンとしてはアダルト(ドライフライ)で水面を割らせたい願望に勝てないようだ。
釣果至上であった時代は手っ取り早く沈めて釣ることもあったが、今ではFFのストラテジーの中での水面上へのこだわり、この一択に落ち着いている。

さて、10月の末、まだまだ紅葉には早い湯原に馳せ参じてみた。
朝イチでユスリカがハッチし、アダルトの飛行が見られたものの、静かにライズする巨大虹鱒は何を食っていたのだろうか?
ローガンのせいもあり、#24のアイが現在私の願力を持ってティペットを通せる限界値。
よっていつも通りのオナシカワゲラアダルト(#24)に託してみた。

運よくライズの間髪にレーンに乗せることができ、その野生は静かにフライを咥えた。

ミッジフライで狙う湯原温泉の巨大虹鱒_b0049180_16582966.jpg
それほど大きく見えなかった虹鱒であったが、対岸の水草に潜られてしまい、ロッドを煽っても根掛かりしたまま、魚の躍動が伝わってこない。
しょうがないので、自分から反対側まで近づかないとまずいと判断し、リールのドラグを緩め、ラインテンションを張ったまま、対岸まで駆け抜けていった。
やはりリーダーが水草に絡まっていて、野生はその絡み地点から下流に身を委ねていた。
ロッドを上流側へ煽り、絡まったリーダーを解いた途端、野生はゆっくりと上流を移動し、静かに抵抗し始めたと同時に、上へ下へと一気に突っ走っていった。

下流にはコンクリートの橋があり、野生はその奥へ潜り込む。
またまた自分から動き、ロッドを上流に寝かせつつ、野生を橋の下から引き摺り出した。
阿寒川で活躍したインファンテNSF#4をガンガンに曲げてくれたビッグファイトの末、ネットインできたのは2尺に届きそうな巨大虹鱒であった。
ミッジフライで狙う湯原温泉の巨大虹鱒_b0049180_17055974.jpg
#24のドライフライ狙ってとる野生虹鱒。これがあるからフライフィッシングはやめられない!



YouTube動画の影響度について考えてみた。
私のソルトFFは主にチヌである。
ここ西中国地方の河川河口には普通にチヌが居る。
数の多少、型の大小はあろうけども、押し並べてどの河川河口にも、それ以外の干潟にももちろんチヌは居る。
特に夏の暑い時期の昼前後の干潮を狙う、チヌのサイトフィッシングは河川絡みが一級ポイントであることは間違いない。
その素晴らしく、楽しいチヌのサイトFFを動画に収め、公開してきたわけだが。
もちろん、私の経験した(培ったと言っても逮捕はされないだろう)具体的な釣り方やフライパターン、チヌへのアプローチの仕方など、は包み隠さず動画に収められている。
これが正解だと言う気はサラサラないし、教科書的な意味も含めていない。もっと効率的・効果的なやり方やフライパターンは星の数ほどあるはず。
そういう奥深さがソルトFFの極みだとすら思っている。
この釣りを通じてソルトFFの楽しさ、奥深さ、チヌの狡猾さ、繊細なやり取り、等々を伝えたい、そのような思いが私の動画公開のトリガーでありモチベーションである(であった)。

本題に入ろう。
今日現在、ある特定の釣り場でのYouTube動画は公開停止としている
それは以下の理由からである。

(理由)
私のソルトFF動画、その影響度は結構あったようで、全国的に視聴されている(いた!?)と思われる。
(具体的にどこどこの方が視聴されていたのか?、はYouTubeのアナリティクスでは知ることができないが、概ねどこそこの筋というのは予想に難くない)
YouTube動画に収められていた映像の一部を見ると、釣り場がわかってしまう。もちろん、公開に先立ち、場所が判明することは承知していた。
今の時代、PCで検索すればものの数分で撮影された場所情報は簡単に手に入るだろう。
わかってどうする!?
近場であれば「よし、行ってみよう」となるでしょうか?
それが釣り場を荒らす(ここで言う荒らすとは釣り人密度が高くなり同一ポイントで競合するという意味)原因となる。
善良な釣り人だけを促す行動ではなく、最低限のマナーすら守ることができない釣り人もシンクロするであろう。
上記のとおり、「釣り場がバレて釣り荒れるし、マナーの悪い釣り人が大挙してやってくる。誰一人として利益を得ないでしょうから、動画を削除してほしい」、と言うご指摘を頂戴したわけである。これが動画公開停止の理由の一つである。

(結論)
予想以上のYouTubeの影響度に正直言って驚いている(再生回数はそれほど驚く値ではないが)。
・公にできる釣り場(例えば有名どころの浜名湖)での釣行であれば良いのか!?
・ご指摘をいただいた釣り場以外なら問題視されないのか?
・個人的な趣味での釣行動画であり前述のような公開趣旨であるにもかかわず、他人の価値観やネガティブ思考で公開を控えるべきなのか?
・釣り人の思考を善悪で測りたくはないのだが、正論は正論であろうし、自己欺瞞にはなりたくない。
・今抱いている、個人主義的な思考で動画を公開し続けたら、最悪の事態を招くだろうか?
・今現在、自問での答えは出せていないが、しかし結局のところ、釣り人のエゴに振り回されるのはどうなんだろうか?
このチヌ釣りを生業とされている方へ影響を及ぼしているのなら潔く結論付けができるのだが、所詮、趣味の領域でのことである。
今しばらく、悩んでみることにするし、当該ポイントはしばらく立ち寄らないことにする。

(今後についての考察)
前述のとおり、今しばらくは「あのポイント」は静観しておこうと思う。
確かに近隣の釣り場と比べても、チヌの数、魚体の素晴らしさ、ロケーションの良さは飛び抜けている。
ここ2年間、GWごろから10月いっぱいまで通い詰めたマイポイントでもある。
今回の事象にてしばらく寄ることは断念するが、代わりのポイントたるや幾つもある(はず)。そう、初心に戻ってポイント探しから。
チヌのサイトFF動画、当然、撮影し公開したいと考えている!
また、苦言・苦情を呼ぶかもしれないが・・・
それがワタシのフライフィッシング人生だと、自分の背中を押してみる。


家族旅行とちょっとだけフライフィッシングを、と言うことで、北海道は道東エリアに出かけてきました。人生初北海道!デカかった・・・何もかも。知床、阿寒摩周、そして帯広を三泊四日で旅をしたわけですが、釣りの場所として選んだのは阿寒川のC&R区間です。宿泊したLa Vista阿寒川の目の前ということもあり、時間的節約も兼ねた釣行計画としました。
事前の情報では、初日以外は雨または曇りの予報でした。二日目の朝は快晴でこのまま晴天がもってくれれば、と言う期待とは裏腹に、同日午後からにわかに曇りだし、阿寒に到着した夕方からは小雨となりました。未明に降り続いた雨は釣行早朝も降り続き、天気予報通りの展開。しかし、昼前から雲間から青空が見えはじめ、お昼には雲は残るものの見事に晴れ渡り、阿寒ウエルカムスカイと相成りました!釣りの方はというと、ドライフライを使ったサイトフィッシングを念頭にビッグドライ中心の組み立てでスタートしました。途中、吸い込むような大人しいライズがあり、13番までサイズダウンさせて対峙しましたが、口を使ってくれない状態。こりゃ、手強いわけだ。
2022年夏休みは北海道遠征!_b0049180_13301497.jpg
2022年夏休みは北海道遠征!_b0049180_13305464.jpg
そんな中、流れの筋を見つけてはキャストすると、いきなりの50アップ。もう、腕がプルプルです。合計4尾の虹鱒達、それぞれに特徴があり、また重厚なファイトは記憶に残る魚達でした。ありがとう北海道、そしてまた来ます!