トンチンケーン
素人にちょびっと産毛が生えた程度の知識と、持ち前の無計画な性格から生み出されるロッドは、いかにも「手づくり」的である。
さながら、吊るしの背広並の貧相さであるが、我が子を溺愛するがごとくの愛着がある。
今回、初めてトンキンという竹を用いた。
真竹とてんで違う性質に驚いている。
・ なにせ硬い
・ 繊維が密すぎて、ヒートガンの熱が伝わり難い→曲げ難い
・ 水分が少ない → これは竹の種類というより保管状態の違いか?
・ 焦げる匂いが若干甘め
どんな竿に産まれてくれるか、非常に楽しみである。